神式の葬儀での香典

神式の葬儀では焼香ではなく玉串を捧げることから、
香典袋の表書きは「御玉串料」｢御神前料｣｢御霊前｣
などと書き、白無地の包みに白黒
または双白の結び切りの水引をかけます。

葬儀のことを神式では、神葬祭・神葬・神道葬祭と
よぶこともあります。
教導者により葬儀の内容や霊魂観に違いがありますが、
式の進行は一般的に｢手水の儀｣｢お祓い｣｢奉幣・献餞｣
｢祭詞奏上｣｢奏楽｣｢弔事・弔電朗読｣｢玉串奉奠｣
｢出棺｣となります。

玉串奉奠とは仏式の焼香にあたるもので、
榊の枝に紙片がついた玉串を祭壇に捧げる儀式です。
神式ではこの玉串に神霊が宿るとされており、
故人の霊を慰める意味があります。

玉串奉奠の行い方を説明します。

１
順番がきたら前へ進み、神官と遺族に一礼してから
玉串を神官から受け取る。

２
玉串を右手に根元がくるように持ち、
左手は葉先を下から支えるようにする。

３
玉串を置く台の前に進み玉串を自分の正面に立てるように持つ。

４
ここで玉串を根元が左側、葉先が右手になるように持ち替える。

５
玉串を時計回りに一周回し、祭壇に根元を向ける。

６
玉串を台の上に置き、前向きのまま退いて、深く二礼する。

７
しのび手でニ拍手し深く一礼して下がり、遺族と神官に礼をする。

しのび手というのは、実際には手を打たずに、
両手を打つ寸前でとめて音をたてない拍手のことです。

神式での葬儀の場合、お礼の品を五十日目の霊前祭の
直後に贈り 香典返しとします。

神式の葬儀での香典

神式での葬式に参列する際に 気をつけたい香典の､マナーや 式での流れを説明します。

キリスト教式の葬儀と香典

キリスト教式の葬儀に参列する際に香典はどのように 包めばいいでしょうか？カトリックやプロテスタントでの 葬式の進行の違いについても説明します。