キリスト教式の葬儀と香典

キリスト教式葬儀での香典ですが、
宗派によって表書きが変わります。
カトリックですと｢御ミサ料｣とし、
白無地の封筒に包みます。

プロテスタントでは｢献花料｣｢お花料｣と表書きをし、
白無地の封筒もしくは十字架や白百合絵のが印刷された
市販の封筒に包みます。

いずれの場合も水引はかけません。
尚、キリスト教式の葬儀では 仏式の香典にあたるものを
弔慰金と呼ぶこともあります。

キリスト教式の葬儀に香典を持参するときは
仏式と同じように香典袋をそのまま持ち歩かずに
弔事用のふくさに包んで持ってゆくようにしましょう。
包む金額は、仏式や神式の相場と
ほぼ同じで考えてかまいません。

キリスト教式の葬儀では 仏式の通夜にあたるものが
前夜式、そして告別式にあたる葬式が行われます。
仏式と同様に 前夜祭の受付で香典（弔慰金）を渡し、
記帳するケースが大半です。
前夜祭の流れですが、賛美歌の斉唱に続いて
牧師による聖書の朗読と祈りの後に献花が行われます。

キリスト教式の葬式では受付で香典を差し出し記帳します。
前夜式で香典をすでにお供えしている場合には
記帳だけをします。
葬式の スケジュールとも言うべき式次第や
みなで斉唱する賛美歌の歌詞などは印刷物で
用意されているのが一般的です。

キリスト教式の葬式では 仏式の焼香にあたる献花にて
哀悼の意を表します。
献花の方法ですが、まず遺族に向かい一礼し、
花が右を向くように受け取り、
胸の前で花が手前になるように回し、
遺影に向かって一礼し、両手で捧げます。
最後に後ろにさがり遺影に向かって一礼をして終わります。
献花については 教会によって多少やり方が違ってきますが、
いずれの場合でも手順の説明がありますので
よく聞いて行えば問題ありません。

キリスト教式では本来は日本独特の習慣である
香典返しのしきたりがありませんが、
死後１ヶ月後の昇天記念日の頃に、挨拶状とともに
香典返しにあたる品物を贈るのが一般的になっています。

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キリスト教式の葬儀と香典

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